3つのコースからなる
体系的な教育制度を構築
当社は、お客さまに価値ある提案をし、真のワンストップサービスを提供する“プロフェッショナル集団”をめざしています。そうした目標達成に向けて、ITスキル標準(ITSS)に準拠した人財育成システムを構築しているほか、役割やキャリアに応じた効果的な教育を実施し、人財育成を強化しています。
教育制度は、職種別教育、階層別教育、グローバル教育から成り、キャリアプランに沿って受講できる幅広いプログラムをそろえています。職種別教育は、SE(システムエンジニア)や営業など職務タイプ別に必要な知識やスキルを学びます。また、階層別教育は、教育体系に基づき、ビジネススキルや論理的思考のレベルアップを図るとともに、キャリアの過程で必要となるマネジメントスキルを学びます。
グローバル教育では、若年層向けのマインドセット(※)やグローバルリーダーの育成まで、計画的に研修を実施しているほか、若手社員を海外グループ会社などに1年間派遣する研修も実施しています。また、次期ビジネスリーダー育成を目的に、毎年、部長職・課長職20名を選抜し、経営大学院(短期)に派遣しています。
※マインドセット:従業員の意識を「組織の目標達成」や「生産性向上」などの全社目標のために一体化すること。
業務に必要な知識・スキルの継続的習得・向上を図るため、当社では自社教育および日立アカデミーの集合研修・オンライン研修・eラーニングなど約630種やそのほかの社外教育ベンダの研修を活用し、人財育成を推進しています。2020年度は、一人平均年間5.6日受講し、絶え間なく進化するIT業界に対応できるようにしています。
また、下図の体系に基づいた「Off-JT」の実施と併せ、職場で「OJT」を基本とした実務教育を実施し、個人に合わせた人財育成を図っています。
職種別教育体系
階層ごとに必要な知識・スキル・マインドの習得・向上を図ることを目的に当該階層全員が必須受講する基礎研修、個人別に選択受講できるスキルアップ研修、ビジネスリーダーを育成するビジネスリーダー選抜研修を整備し、計画的な人財育成を行えるようにしています。
階層別教育体系
当社では、新人教育期間を含む入社5年間を「若年層」と位置付けています。この期間を、階層別教育の中で「若年層育成スキーム」として計画的な教育を実施することで、自律的に行動できるプロフェッショナル人財の早期育成を図っています。
特に、入社直後は社内教育機関である「ITアカデミー」に入校し、営業/SE職種は3カ月間、CE(カスタマーエンジニア)職種は6カ月間、ITの専門スキルおよびビジネススキルの基礎とマナーを集中して磨き上げた後に配属されます。
加えて、SE職種は配属後6カ月間「モノづくり実習」にて開発力を強化し、2年目には「システム工学レポート」にて業務分析力を養成します。
若年層育成スキームの流れ
当社は、新人から管理者層に至るまで、各階層に応じたグローバル教育体系を整備し、計画的なグローバル人財の育成を図っています。
若年層教育プログラムでは、英語力やグローバルスキルの向上をめざした研修を全員に実施し、グローバル人財の裾野を広げています。その中から選抜者が「若手海外経験付与教育プログラム」や「海外業務研修制度」で短期~長期の海外派遣を経験し、グローバル人財としてのレベルアップを図ります。このように変化の速いグローバル事業環境に対応し、教育面でも柔軟な対応を実施しています。
グローバル教育体系
※(株)日立アカデミー:(株)日立製作所および日立グループを中心に教育を提供する研修会社です。
当社は、計画的に人財を育成するために、日立グループ共通システムに加え、自社開発システムによって人財育成支援の仕組みを構築しています。また、全国の拠点あるいは自宅からeラーニングやオンラインでの研修を受講できる環境を整えています。
従業員自らが市場における人財価値を再認識し、さらにスキルやキャリアを高めることをねらいとして、日立グループではITSSに準拠した職種を再定義するとともに独自職種を追加し、市場価値の高いプロフェッショナル人財の育成に取り組んでいます。
企業を取り巻く急速な変化に対応し、お客さまに新たな価値を創出し社会に貢献するために、日立システムズでは多様な分野でDX(デジタルトランスフォーメーション)を展開しています。当社のDXの強みは、これまで蓄積してきたデジタル化による課題解決の実績とお客さまの業務への深い理解、そして、DXのアプローチ手法に長けた人財の存在が不可欠であり、こうしたデジタル人財の確保と育成に力を入れています。
デジタル人財の推移
※日立ITプロフェッショナル認定制度/ITSS/公的資格等にもとづいた各領域のスキルを持つ人財
主要資格取得者(単独)
※2022年10月1日現在 ※毎年6月に更新
技術士(補を含む)
39名
ITコーディネーター
29名
ITストラテジスト
35名
システムアーキテクト
134名
プロジェクトマネージャー
151名
ネットワークスペシャリスト
451名
情報処理安全確保支援士・情報セキュリティスペシャリスト
618名
応用情報技術者
1,768名
基本情報技術者
4,762名
Project Management Professional
1,793名
公認情報システム監査人
3名
Red Hat認定
148名
ITIL® Expert
91名
ITIL® Foundation
3,612名
COPC登録コーディネータ
129名
コンタクトセンター検定プロフェッショナル資格
28名
JDLA Deep Learning for ENGINEER
13名
JDLA Deep Learning for GENERAL
347名
UiPath Certified Advanced RPA Developer (UiARD)
5名
UiPath Certified RPA Associate (UiRPA)
10名
UiPath社 Level 1~3トレーニング
71名
RPA(WinActor)認定技術者
1名
Blue Prism社RPA認定技術者
19名
BizRobo! DS検定
3名
BizRobo! DA検定
2名
IoTシステム技術検定 上級
7名
IoTシステム技術検定 中級
158名
無人航空従事者試験
16名
Microsoft Certified Professional
3,217名
Oracle 認定技術者
4,194名
Oracle Java認定
1,707名
Python3 エンジニア認定
23名
AWS認定
629名
Microsoft Certified Azure
407名
VMware Certified Advanced Professional - Data Center Administration
1名
VMware Certified Advanced Professional - Data Center Virtualization (VCAP-DCV)
1名
VMware Certified Advanced Professional - Network Virtualization Deploy (VCAP-NV)
1名
VMware Certified Implementation Expert - Network Virtualization (VCIX-NV)
1名
VMware Certified Professional
281名
VMware Technical Sales Professional
900名
VMware Sales Professional
1,226名
Certified Information Systems Security Professional
43名
GIAC Certified/Network Forensic Analyst
1名
Cisco技術者認定
808名
SAP認定コンサルタント
554名
一級建築士
5名
第一種電気工事士
20名
1級電気工事施工管理技士
117名
1級管工事施工管理技士
42名
1級建築施工管理技士
31名
キャリア採用者が「組織の期待する役割・職務・業務を実行できるようになること」と「組織への適応が可能になること」を目的として、キャリア採用者オンボーディングを実施しています。入職時だけではなく、入職後にも教育・研修を実施することで、組織適応への不安払しょくおよび、業務遂行に必要なスキル取得機会を提供しています。
キャリア採用者オンボーディングの流れ
日立システムズは、システムのコンサルティングから構築、導入、運用、そして保守まで、ITライフサイクルの全領域をカバーした真のワンストップサービスを提供します。